スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もしもジャーイルとベイルフォウスの立場が完全に逆だったら その1

 別に俺がこの年まで男爵だったのは、誰かに遠慮したからじゃない。
 どうせなら一気に大物をやっちまうのが、効率的だと思ったからだ。
 なにより急にできた妹のマーミルが可愛くて、構っているあいだにこんな年になってしまっただけのこと――
 その、溺愛していると言っていい妹が、突然泥だらけで一人で帰ってきてみろ。ぶち切れるのは当然だろう。

「誰にやられた? そいつ絶対、許さねぇ!」
「うええええええ、ね、ねず、ねずみぃ……あれしゅでぃあが……」
「ネズミ? どこのネズミだ! ドブネズミか!?」
「うえ、うぐっ、た、ヴォ、ヴォーグリブだいごう……うええええ」
「あのネズミ野郎、ぶっ殺す!!!」

そうして、ネズミ大公はベイルフォウスくんにネチネチ一日なぶられて弱ったところを、マーミルの所まで引きずって連れて行かれ、泥水の上で土下座をさせられたうえ、またネチネチ殺されたのでした。

その2、大公会議に出席の巻に続く(かもしれない)
スポンサーサイト

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

検索フォーム
最新記事
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
見た人
にほんブログ村
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。